古傷が体に与える影響

古傷とは?

古傷とは以前負った傷のことですね。

高いところから落ちて背中を強くぶつけた、レンガに頭をぶつけて切れて出血した、骨折した、スノボでお尻を強くぶつけた、事故でむち打ちになったなど、これらの傷や怪我は古傷として残り体にずっと大きく影響していることがあります。

冷えたり、低気圧の時に古傷が痛んだり、押すと痛みがでたりする場合古傷は完全に治りきらず体にずっと悪影響を与えている可能性が高いのです。

影響が大きい古傷

古傷の身体に対する影響はとても大きいのです。

身体を一つとして考えると古傷が残っているからだというのは、ずっとその部位だけつままれてゆがんでいる状態です。

気は全身に巡り、生命力を出すわけなのですがこのめぐる道中に古傷という邪魔者がいると全身の巡りに悪影響を与えるのです。

古傷の影響がある場合、鍼灸で気の偏りを整えたとしても、症状は一時的に良くなるだけでまた再発しやすいです。この古傷を取らなければ再発しないという根治はできないからです。

どこに症状が出るかわからない

古傷が影響してどこに症状が出るのかということは分かりません。

頭に古傷があれば上半身に出やすいという傾向はあるのですが、実際は古傷の影響は全身に及ぶためどこにでてもおかしくないのです。

古傷にどう対処するのか?

当院の鍼灸治療では、古傷に対してお灸または鍼で対処するわけなのですが、そのなかでも「刺絡」という方法を使うことが多いです。

刺絡とは針を打ってうっ滞している血液「瘀血(おけつ)」と言われるものを出す方法です。

古傷は大体瘀血が滞っており、それが全身に悪影響を与えているのです。ですのでそのうっ滞を取り去ることにより、全身の気の巡りがよくなり諸症状も収まってくるというわけなのです。

これはとても有効な方法であります。

自分の過去と向き合うことが大切

今辛い症状を持っている方は、今の状況に対して向き合いがちですが過去と向き合うのが一番大事なのです。

なぜならば、今の状況は過去の結果によるものだからなのです。

過去にどんな生活習慣を送っていたか、どんな病気や怪我を負ってきたのか、トラウマになるような辛い出来事があったのかなのど、それらの積み重ねにより現在の身体が出来上がっているのです。

ですので現在の症状の原因は絶対に過去にあるはずなのです。

 

 

大森くれよん鍼灸院積聚治療のながれ

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