腰部脊柱管狭窄症 70代女性

 病院での診断

腰部脊柱管狭窄症

 これまでの経過

2年前から歩くとすぐ腰が痛くなり、左足に痺れが出るようになった。病院での診断は腰部脊柱管狭窄症とのこと。
湿布や薬をもらったが何も効果ないとのこと。
手術を勧められたが手術はしたくないとのことで、来院。

 鍼灸院としての診断

足先が冷えるという症状もあることから、腰部の神経だけでなく血管も圧迫されていると考えられる。
また腰椎棘突起に圧痛があり、血流の滞りが起きている可能性がある。

 治療方針

まず全体的な生命力、回復力を調整する鍼灸法を行う。
それから、腰部に対し、圧迫されている血管の血流を増進させ、神経、下肢末端まで血流が行くようにしていく。

 治療内容

全身的な生命力、回復力を高める鍼灸法を行う。これだけでも腰部の動きや痺れが少し収まる。
そしてさらに腰部脊柱際に刺針し血流を促進させる。また同時に灸も行い熱を入れることで血管を拡張させ血流を増進させる。
最後にのこった圧痛点には刺絡療法を行い、瘀血をとることにより
血液の鬱滞を解消する。施術1回目、終わった後は腰が軽くなったと感動していた。施術2回目、前回受けた後は良かったが2〜3日で戻ったとのこと。
刺絡療法を行う。

施術6回目、前回受けた後からだいぶ調子が良い、腰部が軽くなり痛みも減った。

 施術回数・頻度・期間

施術回数10回
週一回

 施術後のケア

腰部脊柱管狭窄症の体操として前屈を勧めた。
さらにご自身でせんねんきゅうを持ってるとのことで、灸したほうが良いツボを伝えてやっていただいた。体操や、伝えたことはまじめにやっていただいたため効果も出やすかったと感じている。
この記事が良かったら、いいねして
最新記事をチェックしてください!

Twitterで