頭痛、自律神経失調症20代男性

病院での診断

自律神経失調症

 これまでの経過

高校卒業後就職して毎日冷蔵倉庫で作業をすることが多くなってから頭痛が頻発するようになった。
毎週月曜日になり仕事にいくと頭痛が始まるようになる。冷たい場所で作業しており冷やされると頭痛がひどくなる。そのため冬等気温が下がると頭痛が出てるようになった。

 鍼灸院としての診断

身体診察では、首肩の筋緊張がかなり強くなっており、頚椎、胸椎にも反応が見られた。
頚椎胸椎の反応は幼少期に背中を打ったことが影響していると考える。その影響のため血流が悪くなり、仕事で冷たい環境に置かれることで頭痛がでてきたと考えられる。
東洋医学的には首肩コリ、頭痛が出ていることから、気が上に上がってしまっている状態と考える。そのため気を調節する力が弱まっていると思われる。

 治療方針

主な原因である頚椎、脊椎の痛みをとり頭痛を改善させていく。
気が上に上がってしまっている状態なのでその原因に対して治療していく。

 治療内容

全身を緩めていく、おなか、せなか、脈への鍼。
これで首肩コリは大幅に緩和。
頚椎、胸椎の反応も減るが数点残る。残った数点のなかで一番反応が強い場所へ血流のうっ滞を改善する処置を行う。
処置後胸椎の痛みはほぼなくなる。

施術後の月曜日に頭痛が出るかどうか確認してもらったが、頭痛は出そうになったが出なかったとのこと。
また一番実感したのは体が軽くなったこと。体がこんなにかるかったのかと感動されていた。

頭痛の再発防止のため気を調節する力が正常に戻るのにあと3~4回ほどの治療を勧めた。
血流のうっ滞が完全にとれれば頭痛も再度出ることはないと思われる。

 施術回数・頻度・期間

施術回数1回
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