●病の原因は生命力の低下●
大森くれよん鍼灸院で行っている鍼灸治療方法である積聚治療(しゃくじゅちりょう)は、病の原因を全て「生命力の低下」と定義し治療していきます。積聚会HP
人は生まれた時に生命力が最高の状態で年を取るごとに生命力が減っていきます。そして生命力が尽きると死ぬわけです。
緩やかに順調に生命力が低下していけば、病気にならず最後は静かに老衰で死に至るのですが、生きていると必ずなにかストレス受けたり、怪我したりするものです。こういった要因によって緩やかに減っている生命力が通常の減り方よりもさらにぐっと下げられてしまいます。この通常の生命力よりさらに生命力が下がってしまったときに様々な症状が出現するのです。
そして鍼灸治療ではこの下がってしまった生命力を高めるとともに、生命力を下げてしまっている原因を取り除くのです。
🌈 大森くれよん鍼灸院とは?
大森くれよん鍼灸院は、大田区中央1丁目に位置し、「大田文化の森」の向かいにあります。大森駅から徒歩15分ほどの距離で、平日は23時まで営業しており、仕事帰りにも通いやすい鍼灸院です。大田区大森|芯から温める鍼灸治療|大森くれよん鍼灸院
🧘♀️ 特徴と施術内容
1. 積聚治療(しゃくじゅちりょう)
当院では、病の原因を「生命力の低下」と捉え、積聚治療という方法で治療を行っています。この治療法は、鍼やお灸を用いて全身のバランスを整え、自然治癒力を高めることを目的としています。
2. 自律神経の調整
不眠、頭痛、肩こり、胃腸の不調など、自律神経の乱れからくる症状に対しても、当院の鍼灸治療は効果的です。全身を診て、根本的な原因にアプローチすることで、症状の改善を目指します。
3. 丁寧な問診と施術
初診時には、約20~30分かけて詳しい問診を行い、患者様の体調や生活習慣を把握します。その後、全身の状態を診察し、個々に合わせた施術を提供しています。
💬 患者様の声
多くの患者様から、以下のような感想をいただいています:

- 「鍼が心地よく、症状が徐々に落ち着いてきました。」
- 「刺さない鍼の治療で、身体が緩んでいく感覚がありました。」
- 「治療後は体が軽くなり、頭痛の頻度も減りました。」
📍 アクセス情報
所在地:東京都大田区中央1丁目21-5 フタバビル1階D号室
最寄り駅:大森駅から徒歩15分
営業時間:平日23時まで営業
公式サイト:大森くれよん鍼灸院
大森くれよん鍼灸院では、東洋医学の知識と技術を活かし、患者様一人ひとりの健康をサポートしています。現代医学では改善が難しいと感じている症状がある方は、ぜひ一度ご相談ください。
鍼は痛いの?お灸は熱いの?
大田区中央にあります大森くれよん鍼灸の新垣です。鍼灸(鍼治療・お灸)を初めて受けられる方がまず気にされるのが「痛み」「熱さ」ですよね。それぞれの疑問にお答えします。
針(はり)は痛いの?
当院の鍼灸治療では、基本的に「接触鍼(せっしょくしん)」という、皮膚に軽く当てるだけの方法を用いています。そのため、ほとんど痛みを感じることはありません。
接触鍼のメリット:
- 鍼先が肌を突き抜けないので、針特有のチクッとした痛みがありません。
- 最小刺激で最大効果を出すことが可能。肌に当てるだけでも、刺入する以上の効果を出すことが可能です。
- 小さなお子さまやご高齢の方、自律神経が敏感な方にも安心して受けていただけます。
必要に応じて針を刺入する場合がありますが、注射針を刺されるような痛みはなく、ほぼ無痛です。鈍い圧迫感のような“ズーン”とした独特の感覚を「ひびき」と呼び、この感覚を心地よいと感じる方もいらっしゃいます。
ただし、当院では刺入を最小限に留めているため、ひびきを強く求める方には物足りなく感じられるかもしれません。あくまで「気持ち良さ」ではなく、生命力を高め、自律神経や筋・骨格のバランスを整えることを目的に治療を行っています。
お灸(きゅう)は熱いの?
お灸は、艾(もぐさ)を皮膚の上で燃やして温める伝統的な治療法です。お灸には様々な種類があり、じわじわ温かい気持ちいお灸から火傷の残る熱いお灸まであります。その時のお体に合わせてお灸のやり方を決めていきます。基本的のお灸をする前にどのようなお灸をするかをお伝えしてから行います。
- 知熱灸:モグサを三角錐に整えて皮膚において燃やしていきます。じわじわと温かくなってきて、「熱い」と感じたら取ります。

- 透熱灸:必要に応じて火傷の跡が残る「透熱灸」を行うことがあります。火傷の痕はペンで点を書いたくらいの大きさのものが残ります。お灸の痕は数週間で消えます。火傷が残り熱くを感じますが、効果的です。灸の熱をダイレクトに感じることができそれが心地良いと感じる方もいらっしゃいます。施術前に必ずご説明し、ご同意をいただいてから実施します。

- 灸頭鍼;刺入した鍼の持ち手に丸めたモグサを付けて燃やします。輻射熱により広範囲をじわじわと温めることができます。

お灸で補う温熱刺激は、血流を改善し、自律神経のバランスを整える効果が期待できますので、冷えや肩こり、不眠などでお悩みの方にもおすすめです。
まとめ
- 当院の鍼治療は「ほぼ無痛」の接触鍼メイン。ひびきを好まれる方には控えめです。必要に応じ刺入するがほぼ無痛。
- お灸はその人の身体に合わせた灸法を行い、必要に応じて火傷の残る透熱灸も実施します。行う前に説明いたします。
- いずれも、薬に頼らず生命力を高める東洋医学の視点から、「生命力」を高め、その人本来の力を引き出すことを目指す治療です。
ご不明な点やご不安があれば、いつでもお気軽にお問い合わせください。
大森くれよん鍼灸院 新垣智一
良くならないその症状、鍼灸治療を試しませんか?

こんにちは、大田区中央にあります大森くれよん鍼灸院院長の
新垣智一です。
大森くれよん鍼灸院のホームページをご覧いただきありがとうございます!ここでは簡単に当院の紹介をさせていただきます、中々治らない症状をお持ちの方に鍼灸治療が一つの選択肢になるよう、大森くれよん鍼灸院を知っていただきご利用いただけるきっかけになれば幸いです。
どうぞよろしくお願い致します。
スタッフ

新垣智一(院長)
私は高校時代弓道部に所属していました。弓道をもっとうまくなるために道場にある書籍を片っ端から読んでいたのですが、「気」だとかの東洋思想的な言葉がよく分かりませんでした。そこで鍼灸治療はあらゆる病を治すことができるのだと知り、「魔法みたいだ!すごい!面白い!自分はこれを追求するんだ!」と思い、鍼灸、東洋医学に魅了されました。その時は自分のワクワク感がかなり強かったのを覚えています、自分の興味が全て凝縮された本当の自分の道を見つけられた感じがしたのです。
そのあともツボなどの本を買って、自分や部活仲間にお灸が本当に効くのかなどを試したり、YouTubeで有名な先生の治療風景などを見たりしていました。(笑)
高校三年の夏ごろに鍼灸学校への入学が決まったのですが、実は一度も鍼灸治療を受けたことがありませんでした(笑)ただ本当に知的好奇心とワクワク感だけで自分の進路を決めたのです。
そして今鍼灸師になってしばらくたつわけですが、やはり「鍼灸師になってよかった」と心から思えるのです。自分の技量をもっと高めたい、治せる人をもっと増やしたい、鍼灸のすばらしさをもっと知ってもらいたいとの気持ちがどんどん強くなってきています。鍼灸のすばらしさを知れたのは周りの人に恵まれたからです、私は鍼灸のすばらしさを知っているのでこれを多くの人に届けなけらばならない義務があると思っています。
「私は希望を灯す鍼灸師です」
大森くれよん鍼灸院の特徴3つ!
- 現代医学でどうにもならない症状を対応
- 平日23時まで営業
- 自律神経を整えるのが得意な鍼灸治療
①現代医学でどうにもならない症状を対応「生命力を補う」

大森くれよん鍼灸院では全ての病の原因を「生命力の低下」によるものと捉えて治療していきます。
どのような症状でも根本的な原因は生命力が下がることによって生じるのです。自律神経四徴症、頭痛、膝痛、うつ病、皮膚病でも全て生命力の低下により生じるのです。ですので治療は生命力を高めることを目標にして進めていきます。
この生命力を下げている原因は大きく二つあります。
- 古傷
- 生活環境
古傷
まず一つ目の古傷は、昔負ったケガや手術痕などの傷跡、骨折した場所の古傷などです。
古傷はだいたい血流のうっ滞があり、それがずっと生命力に影響を与えています。針で刺絡療法という瘀血を出す方法を行い血流を改善させます。
生活環境
もう一つ生活環境につきましては、食生活、睡眠状況、人間関係、仕事環境等日常生活におけるすべてのことが英名力低下の要因になりえます。
特に多いのは身体にいいと思って食べ始めたけど、逆にそれが体調を悪くしている場合です。
睡眠状況もとても大切です、人間が一番回復するのが睡眠をとっているときなのです。ですのでしっかり睡眠をとれていないなら鍼灸治療をやってもあまり効果は期待できません。
多くの人は生活環境が生命力に影響を与えているので、問診ではそこらへんも詳しく聞いていきます。
②平日23時まで営業

大森くれよん鍼灸院は平日夜長めに
平日23時まで開院しておりますので、大田区内にある鍼灸院の中でも長く開院していますので、大田区周辺の方など仕事終わりにいらっしゃる方が多いです。。
大森くれよん鍼灸院は大田区中央1丁目にあり、「大田文化の森」の向いの建物の裏にあります。
仕事で忙しくなかなか行けるところがないという方が多くこの時間に開院しております。
また施術後はご帰宅されたら就寝されると思います、そうしますと施術の効果も高まりますので夜施術をうけるのも良いです!副交感神経優位になった状態は入眠しやすい状態なのです。
睡眠をとることが人間の一番回復する手段です。鍼灸治療を受けると副交感神経優位になり身体の力がぬけてき眠くなってくる方が多いです。ですので寝る前に治療を受けるのもとても良い手段です。
③自律神経の乱れを改善する鍼灸治療

大森くれよん鍼灸院には自律神経の乱れによって様々な症状を引き起こしている方が多くいらしています。症状としては
頭痛、
首肩コリ、
不眠症などが多いですね、他にも手の震えや発汗、胃腸の不調などさまざまな症状があります。
大森くれよん鍼灸院の鍼灸治療は自律神経にダイレクトに影響を与える治療法であり、自律神経の不調を整えるのにとても最適な治療方法です。
自律神経失調症、起立性調節障害、片頭痛、緊張型頭痛など、自律神経の不調からくる病は多くあります、病院でなかなか良くならないものはご相談ください。
そして自律神経の乱れに伴った
眼精疲労などもとても多いですね、眼精疲労は比較的1回で改善しスッキリしてもらえます。これも目の周りだけでなく全身を施術することにより、血流が流れ出しめぐっていき老廃物質も流されスッキリしていきます。
これらは首肩より上に出る症状ですが、当院の治療法では全身が治療対象になりますので上だけを治療するのではなく、下、下半身なども総合的に治療していくことにより本来の治癒能力が引き出せると考えています。
症状の出ているところだけを治療しても大体再発します。なぜなら、全身を調整せず再発しない体質に変えられていないからです。
例えば、強い頭痛でズキズキと脈打つような状態のとき血流は上部にとどまっていると考えますこの時、下の方は上に血流が行ってしまった分減っているので、脚が冷えやすくなったり、
攣りやすくなったりすることがあります。症状が出ないにしても足底を押すと痛みがでる場合が多数です(頭の真反対である足底に反応が出ている場合、症状が重いと判断します)血流を全身にまんべんなくめぐっている状態が正常ですので
全身を治療しなければなりません。
【自律神経失調症について】

自律神経失調症とは、交感神経と副交感神経からなる自律神経のバランスが乱れることで起こる疾患です。自律神経は私たちが意識せずに行う身体機能(呼吸、消化、血液循環など)を調節しています。このバランスが崩れると、疲労感、頭痛、不眠、動悸、めまい、胃腸の不調、精神的な不安感など、さまざまな症状が現れます。
大森くれよん鍼灸院では、自律神経失調症に対して積聚治療を行っています。積聚治療は、身体のエネルギーバランスを整え、生命力を向上させることで自律神経の乱れを正常化させます。具体的には、全身の気の流れを調整することで、自律神経が整いやすい状態に導きます。
鍼灸治療は、自律神経を整えるのに非常に効果的です。鍼や灸の刺激により身体の深部から緊張をほぐし、血流を促進し、副交感神経を優位にすることで心身のリラックスを促します。
当院では、患者さま一人ひとりの状態に合わせたオーダーメイドの施術を行い、多くの方が症状の改善や生活の質の向上を実感されています。
当院が特に大切にしていることは、「症状」だけでなく、「人そのもの」を診るという東洋医学の理念です。身体的な症状はもちろん、心の状態や生活習慣まで総合的に診察し、全体的な改善を目指します。
大森くれよん鍼灸院は、あなたが心身ともに健康になり、充実した日々を送れるようサポートいたします。どんなお悩みもお気軽にご相談ください。
所要時間目安(着替え等含) |
施術料 |
『鍼灸治療コース』
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初回(初診料3000円含)約60~90分 |
10000円 |
2回目以降
約40~60分 |
7000円 |
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『鍼灸治療コース(学生)』
|
約45~60分 |
4000円 |
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『カッピング指圧コース』
|
施術時間約50分 |
8000円 |
※ 初回料金について:カルテ作成と初回カウンセリング、身体診察のため、 施術費の他で必要です。
ネット予約はこちらから!
↓
大森くれよん鍼灸院ネット予約
鍼灸治療コース回数券
ご希望の方には、お得になる回数券もご用意しています。
大森くれよん鍼灸院初診治療の流れ
問診
鍼灸治療初診の方はまず初めに問診を詳しく行います、約20~30分程お話を聞きます。

主に聞くことは以下の3つです。
- 現在の身体の状態
- 過去のことについて、生まれてから今までどのようなケガや病気、出来事があったか等
- 日常生活について
問診では現在の症状もそうですが、生まれてから現在までのケガや病気、出来事を詳しく聞いていきます。それは現在の身体は今までの積み重ねで出来ているので、今まで起きた出来事が現在の身体に関係してくるのです。
そして病院に行かないまでもの打撲や怪我でもその部位を押したりすると痛みが出る場合があります、これは未だに体に悪影響を与えいると考えます。ですので過去のことは詳しく聞いていきます。
また日常生活の情報もとても重要です。とくに自分で体に良いと思って取っているものが実は体を冷やす作用があり、症状に関係している場合もあるのです。
身体診察
次に身体を診ていきます。


鍼灸治療では、症状の出ている場所だけでなく「全身」そのヒトが治療の対象になります。ですので足先から頭の先まで全身のツボの反応や、熱感、筋肉の緊張、姿勢、肌の状態などあらゆる情報を取っていきます。
治療
そうして身体を診ましたら、鍼灸治療に移っていきます。

身体診察や問診で得た情報を基に鍼とお灸で体を芯から温めていきます。
ちなみに、鍼は主に接触鍼という皮膚に軽くあてる方法で行いますので痛みはありません。刺入が必要な方であればしっかりと刺入することもあります。刺入する場合でも、注射針と鍼灸の針先はちがっており注射を刺された時のような痛みはありません。ほぼ無痛で終わることが多いです。感じるとすれば鍼の独特な感覚であるズーンとくるひびきです。
養生指導
最後に、施術が終わりましたら今現在の身体の状態、これからの治療方針、日常生活で気を付けることなどをお伝えします。
そして鍼灸治療を受ける時間というのは日々過ごす中で一瞬のことです。本当の改善を目指すには毎日の日常生活を気を付けなければなりません。日常生活で生命力を下げてしまっている要因がありましたらそれをすぐにやめたり頻度を減らすことが重要です。そうしますと、鍼灸の効果はさらにたかってくるのです。
使用する鍼灸道具
SJ銀鍼(SJぎんしん)
当院でメインに使う鍼はこの積聚会特注のSJ銀鍼です。ディスポーザブルですので、一度使ったら廃棄します。
積聚治療を行うために特別に設計されたこの鍼は、「銀」で作られています。この銀製の鍼は、通常の鍼とは異なり、その鍼先が卵型になっています。この独特な形状により、刺入が非常に難しくなっていますが、それがかえって施術の一部として大きな役割を果たしています。
卵型にすることで刺入がしづらくなるため、施術者は鍼を通じて患者の皮膚の状態を敏感に感じ取ることができます。健康な状態の皮膚は弾力があり、鍼が簡単には刺入できません。したがって、鍼がすぐに皮膚に刺入してしまう場合、それは皮膚が弱っており、全体的に体が非常に弱っている状態を示しています。このため、刺入のしやすさは、患者の体調を判断するための重要な指標となります。
積聚治療は、体の内部バランスを整え、全身の健康を向上させることを目的としています。この特別な銀製の卵型鍼を用いることで、施術者は患者の体調を精密に評価し、最適な治療をすることができます。このように、積聚治療における銀製鍼は、単なる治療器具としての役割を超え、診断の一部としても非常に重要な役割を果たしています。
この特別な鍼を通じて、施術者は患者の体調を直感的に感じ取り、最適な治療を実施することで、より高い治療効果を出していきます。
鍉鍼(ていしん)
鍉鍼とは、刺さない刺入しないで皮膚に軽く当てるだけの鍼です。

鍉鍼(ていしん)とは、刺さない鍼として知られています。この鍼は刺入を行わず、皮膚に軽く当てるだけで治療を行うため、非常にソフトな刺激を提供します。鍉鍼は、通常の鍼では刺激が強すぎてしまう敏感な体質の方や、特に小児に対してよく使用されます。
鍉鍼の使用方法は、鍼の先端を皮膚に軽く押し当てるだけであり、これによって経穴(ツボ)や経絡(エネルギーの流れ)の調整を行います。刺入を行わないため、痛みを感じることは一切ありません。このため、鍼治療に対して恐怖心や不安を抱いている患者でも、安心して施術を受けることができます。
小児に対する使用では、鍉鍼は特に有用です。子供たちは通常の鍼治療に対して敏感であり、痛みや不快感を感じやすい傾向があります。鍉鍼を使用することで、子供たちがリラックスした状態で治療を受けることができ、親も安心して任せることができます。子供の体は成長過程にあり、繊細なバランスを保つ必要があるため、このようなソフトな治療方法が適しています。
さらに、鍉鍼は高齢者や体力の低下した患者にも適しています。これらの患者は、通常の鍼治療が過度な刺激となることがあるため、鍉鍼のような穏やかな方法が求められます。鍉鍼を使用することで、全身のエネルギーの流れを整え、自然治癒力を高めることができます。
三稜鍼
三稜鍼とは針の先が三角錐になっている鍼のことです。

三稜鍼は、刺絡という特別な治療方法に用いられる鍼です。刺絡とは、体内に滞っている瘀血(うっ血している血液)を排出するための鍼治療の一種です。瘀血は、血行が悪くなり、体内の循環が滞っている血液のことを言い、この瘀血が体に影響を与える状況が続くと様々な健康問題を引き起こす可能性があります。刺絡治療では、瘀血のある部位に三稜鍼を刺入し、血液の排出を促すことで、血行を改善し、身体のバランスを整えます。
さらに、三稜鍼を刺した部位にカッピング(吸い玉)を併用することもあります。カッピングは、特定の部位にカップを吸着させ、皮膚を吸引することで血行を促進し、瘀血の排出を助ける方法です。三稜鍼による刺絡とカッピングを組み合わせることで、より効果的に瘀血を排出し、血液循環を改善することができます。
この組み合わせ治療は、特に慢性的な痛みや疲労感、ストレスによる体調不良に対して有効です。施術後は、体が軽く感じられ、リラックス効果も得られるため、多くの患者に好評です。さらに、定期的な治療を受けることで、体内の血液循環が継続的に改善され、健康維持や予防医学の観点からも大変有益です。
お灸
そして、お灸です。
当院で行うお灸は主に以下の2つです。
- 「知熱灸(ちねつきゅう)」
- 「透熱灸(とうねつきゅう)」
知熱灸とは、もぐさを使用する温灸の一種です。知熱灸の具体的な方法としては、1センチくらいの小さな三角錐形に整えたもぐさを皮膚の上に乗せます。このもぐさを点火し、燃焼させることで熱を発生させます。
施術者は、患者が熱さを感じたタイミングを注意深く観察し、その瞬間に燃え尽きる前にもぐさを取り除きます。これにより、皮膚に直接的な火傷を避けながら、適度な温熱刺激を与えることができます。この過程は、患者が感じる熱さと心地よさのバランスをとるために非常に重要です。
知熱灸は、温熱刺激によって血行を促進し、体内の気や血の循環を整える効果があります。そのため、冷え性や血行不良、筋肉のこりや痛みを感じている人に対して有効です。
そして、透熱灸とは、非常に小さなもぐさを使用するものです。この方法では、米粒くらいの大きさに捻ったもぐさを皮膚の上に直接乗せて点火し、燃焼させます。透熱灸は、もぐさが燃え尽きることで微小な火傷を皮膚に残す程度まで行うため、患者はチクッと一瞬の熱感を感じます。
透熱灸は、刺激が強い施術方法であるため、深い部分の治療や、特定の経穴(ツボ)に対して効果的です。微小な火傷を残すことで、皮膚の再生過程を刺激し、治癒効果を高めることができます。この火傷は非常に小さく、適切なケアを行えばすぐに治りますが、治療効果は持続します。
一方で、刺激を弱くする方法として、もぐさが完全に燃え尽きる前に消してしまう方法もあります。この方法は「八分灸」と呼ばれます。八分灸では、もぐさが燃え尽きる前に消すことで、皮膚に火傷を残さずに温熱刺激を与えることができます。これにより、敏感肌の人や痛みに弱い人でも安心して施術を受けることができます。
透熱灸は、その深い刺激効果から、慢性的な痛みや深部の筋肉のこり、冷え性などに対して特に効果的です。また、免疫力の向上や自然治癒力の活性化にも寄与するため、健康維持や予防医学の一環としても利用されています。透熱灸は昔の人は家庭で結構行っていました。ご高齢の方はよく「昔、家族にお灸をすえられてね、これがその痕だよ」などとおっしゃる方が良くいらっしゃいます。昔はお灸がとても身近でよく効くということを知ってました。
その他
灸頭鍼
灸頭鍼は、鍼の上にもぐさをのせて広く温める方法であり、鍼とお灸を同時に使う技術です。この治療法は、鍼が身体に刺さっている状態で、上についてるもぐさがじわじわと温まり、その温かさが身体の芯まで伝わってくるという独特な感覚をもたらします。そのため、施術中は非常に心地よく、多くの人がそのリラックスします。
また、灸頭鍼の温熱効果は、血行を促進し、筋肉の緊張をほぐす効果があるため、慢性的な痛みや疲労を感じている人にとって特に有効です。治療を受けると、身体がじんわりと温かくなり、心地よい眠気を誘います。そのため、ストレス解消や癒しを求める人にも人気です。
さらに、灸頭鍼は副作用が少なく、自然治癒力を高める手助けをするため、定期的に施術を受けることで、全体的な健康状態の向上を図ることができます。初めての人でも、リラックスして施術を受けることができ、その効果を実感することができます。多くの人々が、この治療法の独特な温かさとリラックス効果を楽しんでおり、繰り返し受けたくなるほどの魅力があります。
火鍼(かしん)

火で熱して先が赤くなった鍼を瞬時に刺入する方法です、一瞬のことなので痛みはありません。私が火鍼を使っていてとても有効だと感じた症状は、「肉離れ」です。肉離れは冷えが極まってしまったために筋肉が硬くなり損傷してしまうと考えられます。肉離れした後、その部位が硬くなってしまうのですが、火鍼はこれにとても有効で、刺した直後からかなり緩みます。
【火鍼の動画】
大森くれよん鍼灸院SNS
大森くれよん鍼灸院は大田区内の方は勿論、大田区外からも多数ご来院いただいております。
大田区の鍼灸院 大森くれよん鍼灸院
〒143-0024 東京都大田区中央1丁目21−5 フタバビル 1階D号室 03-6417-1114
WHO(世界保健機関)が定めた鍼灸の適応症
神経痛(三叉、肋間、坐骨など)、頭痛、歯痛、ヘルペス、顔面神経麻痺、しびれ など
五十肩、むち打ち症、頸肩腕症候群、腰痛症、ギックリ腰、椎間板ヘルニア、変形性膝関節症、関節炎、リウマチ、肩こり、寝ちがい、筋肉痛、捻挫、テニス肘、腱鞘炎 など
胃炎、胃下垂症、胃酸過多症、胃痙攣、胃・十二指腸腫瘍、口内炎、慢性肝炎、慢性腸炎、便秘、下痢、痔疾 など
高血圧症、低血圧症、心臓神経症、動悸、浮腫、冷え症 など
糖尿病、甲状腺機能障害 など
風邪、扁桃炎、咽頭炎、気管支炎、喘息、咳 など
眼精疲労、仮性近視、白内障、鼻炎、副鼻腔炎、耳鳴り、メニエール病 など
生理痛、月経異常、乳腺症、更年期障害、冷え、のぼせ、つわり など
慢性腎炎、膀胱炎、ネフローゼ、前立腺肥大 など
小児喘息、夜尿症、夜泣き、かんの虫、消化不良、虚弱 など
自律神経失調症、不眠症、ストレス性疾患、心身症、アレルギー、アトピー性皮膚炎、慢性疲労、慢性疲労症候群、成人病の予防
その他当院で診ている疾患一部
ヒステリー球(梅核気)、
不眠症、
眼精疲労、
不定愁訴、
起立性調節障害、
頚椎椎間板ヘルニア、
腰椎椎間板ヘルニア、
腰部脊柱管狭窄症、
手根管症候群、
片頭痛、
緊張型頭痛、
適応障害、
うつ病、
頭鳴り