chatGPTに鍼灸の受療率が低い理由を聞いてみた
大森くれよん鍼灸院の新垣です。
皆様最近話題の対話型AI(人工知能)ChatGPTをご存じでしょうか。
イーロンマスクも設立者の一人であるOpenAIという組織が開発した対話型AIです。
対話型AIというのはなにか話しかけると、答えを返してくれるというものです。
こういった人工知能は今までいろいろありましたが、今回のChatGPTがなぜ注目されているのかというと、今までにないとても幅広い分野の質問に対応でき、とても質の高い文章を作成できるというところです。論文作成もできたり、東大入試の物理の問題も解けたりと言語処理がとても高度にできるのです。
インターネットで何か調べ物をするときには、Googleなどで検索し出てくる情報の中から自分で探していくというものでしたが、このチャットGPTだと知りたいことを聞くだけで必要な情報をクオリティーの高い文章で提供してくれるのです。
つまりGoogleなどの検索エンジンはもしかしたらこれから使われなくなってくる可能性が高いのです。
そんな話題のチャットGPTですが、今回このAIに鍼灸の受療率が低い理由を聞いてみました。そして帰ってきた返答は以下の通りです。
「
鍼灸の受療率が低い原因は、複数あります。以下に挙げます。
- 知名度の低さ 鍼灸治療は、西洋医学に比べて一般的に知名度が低いため、治療法自体を知らない人が多く、受療者が少ないという現状があります。また、健康保険が適用される療法ではないことも、受療率を低くしている要因の一つです。
- 信頼性に関する認識の低さ 鍼灸治療に対して、その治療効果や安全性に対する誤解や不信感があることが、受療率低下の原因となっています。一部の人々は、鍼灸治療が科学的に証明されていないと考えているため、利用を避ける傾向にあることが挙げられます。
- 医療機関や診療科目の偏り 西洋医学に比べて、鍼灸治療を提供する医療機関や診療科目が限られていることが、受療率低下の原因の一つとなっています。多くの場合、鍼灸治療を受けるためには、専門の鍼灸院や接骨院などに訪れる必要があり、治療費が高い場合もあります。
- 個人的な価値観の違い 鍼灸治療に対する評価は、個人の価値観によって異なるため、受療率が低下している原因の一つとなっています。例えば、治療法に対する信念や好み、文化的な背景によって、鍼灸治療を受ける人々が異なることが挙げられます。
以上のような理由が、鍼灸治療の受療率低下の原因となっています。しかし、最近では、鍼灸治療が健康や医療において注目されるようになってきており、知名度が上がるとともに、受療率も増加する傾向にあります。また、治療法の効果について科学的に研究が進められ、安全性や効果の確認に向けた取り組みが進んでいます。」
この返答をみて確かになーと思いました。
以上の返答をすこし簡単にサマリしてみると以下の3つが言えると思います。
①一般認知度の低さ
②信頼性がない
③料金が高い
一般認知度の低さは広報、PRを頑張ればなんとかなりそうですが、信頼性が低いということと、料金についてはなかなか難しいものがあると思います。理由については後日書こうと思います。
このようにAIでも的確な回答をだしてくれることに感動をしています。またAIは本当に指数関数的に進化しており想像以上の速さです。芸術分野はAIには不可能と言われていましたが、いまやどんな絵を描いてほしいか言えばその通りの絵を描いてくれるAIもあります。なのでもしかしたら鍼灸治療をするAIも出てくる可能性は十分にあると思っています、そこで人間にしかできない鍼灸治療とはなんだろうかと私たち鍼灸師は考えていかなければならないのだなと感じているところです。
また、その人間にしかできない鍼灸治療に鍼灸治療の本質があるはずだと思っています、私新垣もそれを探求しつつより良い鍼灸治療を提供できるようになっていきたいものです。
院長 新垣智一