頭痛はお腹の張りが関係している!
頭痛
頭痛を持ちの人は約3人に1人と言われており、すごく多くの人が頭痛に悩まされています。頭痛は大体「緊張型頭痛」「片頭痛」のふたつに分けられます。緊張型頭痛は緊張が長時間強いられることによる首肩が凝りそこから頭痛が出てくるというものです。
一方片頭痛は、緊張している状態から一気に緊張がゆるむと血流がどっと一気に流れてしまいズキズキと痛み始めるのです。
頭痛が出ているときの全身の状態
頭痛がでているとき、東洋医学的な視点から見ると「気」が頭部の方にあがりすぎてしまっている状態と言えます。
「気」とは
東洋医学で言う気とは、生命活動を起こしているエネルギーのことを言っています。この気という生命活動をさせるエネルギーのようなものが何らかの原因で頭部のほうにあがってしまい、頭痛を引き起こさせます。
気が上部にあがってしまうので当然その分だけ下の方は気が足りなくなります。そうすると、足先が冷えやすくなったり、下半身がつったり、下半身の症状が出やすくなるのです。
熱というのは上の方にあがりやすいものですので、身体が弱ると熱を下に抑え込む力が弱ってしまい上にあがるのです。そして下の方は冷えてきます。
お腹が張っていると気の巡りが悪くなる
お腹は全身の中心にありますね、この中心にあるお腹が硬くなったり張ったりすると、そこを気や血流が通りづらくなるので全身に悪影響を及ぼします。
特に頭痛で気が上にあがってしまっている状態だと、お腹が硬くなっているために気を下げようとしてもお腹で詰まってしまい、上に滞りやすくなるのです。
ですので頭痛を治療するうえでおなかの張りを取るということはとても大事なことなのです。頭痛だけでなく、様々な症状も全身の気の巡りを良くするためにお腹がやわらかい状態であるのが好ましいです。
お腹で全身を診る
東洋医学では、全身の状態がおなかにあらわれると考えます。
全部が対応するわけではないのですが、頭痛が出ている場合、へそを中心として診た時お腹の上の方に反応がでやすいです。肋骨の際が痛かったり、張っていたりなどです。その状態ですと、上に気がたまっているので、下腹部は張りがなく押すと力のない感じになります。
上に溜まっている気を下に行きやすくするためにお腹の張りを取っていきます。