鍼灸で出来ること、自律神経の働きと鍼灸治療

2025年5月9日 2025年5月2日

【鍼灸で出来ること、自律神経の働きと鍼灸治療】

大田区中央にあります大森くれよん鍼灸の新垣です。

乱れた自律神経に、鍼灸で整える力を

現代社会において多くの方が悩まされているのが「自律神経の乱れ」です。仕事や家庭のストレス、スマホやパソコンによる目の疲れ、不規則な生活や睡眠不足などが、自律神経のバランスを崩す大きな要因となります。

自律神経は交感神経と副交感神経からなり、私たちの体温調節や血圧、心拍、呼吸、消化など、生命を維持するための重要な機能を自動的にコントロールしています。これが乱れると、だるさや不眠、胃腸の不調、動悸、めまい、気分の落ち込みなど、さまざまな症状として現れます。

鍼灸は、この自律神経の働きを整える効果が期待できる治療法です。鍼治療では、経絡（けいらく）と呼ばれる気の流れる道を活用し、ツボ（経穴）に鍼を打つことで、神経系やホルモン分泌、自律神経のバランスを整えていきます。副交感神経を優位にし、リラックス状態を促すことができるため、鍼灸を受けた後に「体がぽかぽかする」「よく眠れるようになった」という声を多くいただきます。

お灸もまた、自律神経調整に効果的な手法です。温熱刺激により、体表のツボを温めることで、気血の流れを促し、内臓の働きを高めます。特に冷え性や生理痛、胃腸虚弱の方には、お灸は非常に相性が良いとされています。

鍼灸治療は、単に症状を抑えるのではなく、「体が自ら整っていく力＝自然治癒力」を高めていくことが目的です。薬に頼ることに抵抗のある方や、病院では異常が見つからなかった不調をお持ちの方にとって、鍼灸は新たな希望となる治療法です。

自律神経の乱れを感じている方は、ぜひ一度ご相談ください。あなたの体に寄り添いながら、内側から整えるサポートをさせていただきます。