起立調節障害について
2023年4月6日
2023年7月22日
こんにちは、大森くれよん鍼灸院の新垣です。
不登校の原因にもなる思春期に多く出る起立性調節障害について書きます。 鍼灸は自律神経を整えるのにとても有効な手段です。当院で治療を受けていただき、症状を改善していき、学校や社会に戻り生き生きと自分らしい生活を送っていただければと思っています。
起立性調節障害とは?
どんな症状があるの?
起立性調節障害とは、朝起き不良、倦怠感、立ちくらみ、失神、などの症状に伴い思春期に好発する自律神経機能不全の一種です。 起立性調節障害により朝起きられなくなり不登校になってしまう方もいらっしゃいます。
自律神経ってなに?
自律神経には主に昼間に働く交感神経と、夜に働く副交感神経があります。 交感神経が活発になると、興奮状態、心拍増大と体が活発になってきます。一方副交感神経優位になりますと、心拍減少、体温低下とリラックスした状態になってきます。 通常、朝おきると交感神経は活発になっていきます。そして夜になっていくにつれ体を休めるために副交感神経が活発になり体はリラックス状態に入っていきます。
起立性調節障害はなぜ起きるの?
起立性調節障害は、この自律神経の働きが乱れ、夜なっても交感神経が活発で眠れない、夜眠れたとしても、朝副交感神経かた交感神経優位に切り替わっていかないため体が起きなくなるのです。
この自律神経の切り替えがうまくいかないために、起きれないのです。その人がただ怠惰なだけではありません。病気により起きることが困難なのです・
鍼灸は自律神経を整えていくのにとても有効な方法です。 鍼をしているとおなかがなる方がいらっしゃいますが、これは消化器系を支配している副交感神経が優位になってきているということです。
鍼灸での起立性調節障害に対する治療
当院では全ての病の原因を生命力の低下したことによりでた症状と考えます。
ですので、起立性調節障害も生命力が低下したことによりでてきた症状と考えます。
人間を動かしている力を総称して生命力と言っています。この生命力が何らかの原因で低下してしまうともともと弱いところに症状が出やすくなります。
起立性調節障害の場合は、様々な症状が出ている原因は自律神経の乱れになります。さらに自律神経が乱れる原因として、様々なストレスが原因と考えられます。
この場合、元の生命力が弱くなっていたためにストレスとに対抗できなくなり起立性調節障害になったと考えられます。つまり自律神経のバランスを整えるだけでは十分ではなく、この根本的な生命力を上げなくてはまた再発しやすくなるのです。また生命力を上げることにより多少のストレスを受けても耐えられる強い体になりますので、また起立性調節障害になりづらくなります。
東洋医学的な観点で起立性調節障害を考えると思春期は気(エネルギー、生命力の総称)の働きがとても活発になる時期です、成長にエネルギー(生命力)が多く使われますので、自律神経が弱い人だと自律神経を正常に働かせるところへのエネルギー(生命力)が足りなくなり起立性調節障害や、自律神経失調症といった病になるのです。
この全身を動かしているエネルギーを生命力と分かりやすく言いますが、この生命力が低下することにより、起立性調節障害といった症状が出てくるのです。
起立性調節障害で悩まれている方へメッセージ
起立性調節障害で社会や学校に参加できなく苦しんでいる方も多くいらっしゃると思います。当院では皆さんが自分のやりたいこと、好きなことができるようになり自分らしい生活を送れるようにできればと思っています。 お悩みの方は一度ご相談ください。