自律神経の調整には鍼灸が有効!

自律神経の乱れから来る不調

自律神経は自分の無意識のところで体を動かしている神経です。

心臓の筋肉など内臓や、汗の調整、血流の調整など身体の多くのところを動かしている神経になります。

緊張すると手汗が出て、手が冷えたりすることありますね。これも自律神経の働きによるもので、ストレスと感じると自分を守るために働くのです。

ちなみに緊張の時に手汗が出るのは、逃げたりするときに物を持ちやすくするためです。そして手先が冷えるのは手足を怪我したときに血を出しすぎないようにするため、または大事な内臓に血液を優先させるためだと考えられます。

このように周りの環境に合わせて無意識に体を動かしているのが自律神経の働きなのです。

身体の不調は自律神経の不調によるものが多い

普段環境に対応して働いている自律神経ですが、生活習慣や強いストレスを長時間受けていると自律神経に働きが乱れてきます。

例えば長時間座って作業していますと、首肩や腰が痛くなってくることがあります。しばらく休んでも痛みやこりが治らないことがあります。これは筋肉を長時間無意識的に姿勢を保っているのが自律神経の働きが収まらず筋肉を緊張させたままになってしまうからです。

筋肉が緊張したままですと血管や神経が圧迫されたままになってしまい、痛みや血流不足による冷えを起こします。ですので自律神経の乱れから来ている冷えやコリはそこだけをほぐしたり、温めたりしてもすぐに戻ってしまいます。自律神経の興奮が収められていないからですね。

また自律神経は身体のほとんどの場所を支配している神経になりますので、自律神経失調症、神経症、不眠症や、だるさ、冷え性、頭痛、首肩コリ、乾燥、肌の異常など様々な症状を引き起こす可能性があるのです。

鍼灸治療で自律神経を整える

鍼灸治療は首肩コリや腰痛で筋肉を柔らかくするイメージがあるかと思います。

これは硬いものを針でほぐしているイメージだと思いますが、鍼をうってなぜ筋肉を柔らかくできているのかと言えばそれは鍼の刺激が自律神経に作用し神経の興奮を抑えることにより筋肉が和らいでいくのです。

鍼灸をする上で大事なのは硬い筋肉に打つことではなく、神経の興奮を抑えることなのです。働きが偏ってしまった自律神経の興奮を抑えることによりさまざまな症状が消えていきます。

自律神経に影響を大きく与える鍼刺激により自律神経を整えていきさまざまな症状を抑えていきます。

大森くれよん鍼灸院積聚治療のながれ

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