肩こりから来る頭痛の仕組みとは(四十肩・五十肩)

肩こりから来る頭痛の仕組みとは(四十肩・五十肩)

2024-8-8

大田区の鍼灸院 大森くれよん鍼灸院

肩こりから来る頭痛のことを「緊張型頭痛」と言います。今回は、緊張型頭痛について大田区の鍼灸院 大森くれよん鍼灸院の新垣が解説します。

緊張型頭痛のメカニズム

肩こりから来る頭痛の仕組みとは肩こりは肩の筋肉が緊張・収縮して起きる症状です。この時、肩の筋肉が収縮すると同時に筋肉の中を通る血管も収縮します。血管が収縮を始めると血流が悪くなり、大量の血液を必要とする脳に十分な血液が供給されず、脳は酸素不足の状態に陥ります。
するとピルビン酸や乳酸といった老廃物が蓄積し始め、この老廃物によって周囲の神経を刺激され、頭痛を引き起こすのです。

つまり肩こりによる頭痛とは、脳へ十分に血液が供給されないことで起きる、身体が発する「シグナル」と言えます。緊張型頭痛は症状が悪化してしまうと、肩の筋肉が緊張していなくても頭痛を引き起こすことがあります。

緊張型頭痛の対策

緊張型頭痛にならない・改善するために最も重要なのは、肩の筋肉を緊張させないことです。肩の筋肉が緊張しなければ血管の収縮も起こらず、血流が悪くなることもありません。肩の筋肉の緊張をほぐすには様々な方法があります。例えば、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動、血流を良くする入浴などは筋肉の緊張をほぐすには有効的です。

また、仕事や勉強で長時間机に座りっぱなしの場合には、小まめに休憩をとって気分転換を図ることが大切です。これらに加え、灸やマッサージなどの施術を定期的に受けることで、緊張型頭痛にはなりにくく、緊張型頭痛による痛みの改善にもつながります。
肩こりは緊張型頭痛になる、あるいは悪化させることがありますので、早めの対策が必要です。

自律神経の乱れを整えることが重要

筋肉が緊張してしまう原因の一つに、自律神経の乱れが関係していることが多いです。

自律神経の交感神経が興奮したままですと筋肉は緊張しやすくなり、首肩コリを引き起こしそこから緊張型頭痛を生むのです。ですので無駄に緊張してしまっている交感神経を抑えてあげることにより、筋肉が緊張しなくなり頭痛も起こりづらくなるのです。

鍼灸治療は自律神経の反応を利用して治療していくものですので、自律神経を整えるためにはとても有効な方法になります。

大森くれよん鍼灸院積聚治療のながれ

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