片頭痛に対するセルフケア

片頭痛

片頭痛の症状として特徴的なのが、頭の片側の主にこめかみから目の辺りにズキズキと脈を打つような痛みが出ることです。多くの場合は片側に痛みが出ますが両側に出る場合もあります。

またひどいと吐き気をきたし、嘔吐してしまうことがあります。

片頭痛持ちの2割の人には前兆症状が出ることがあります。片頭痛の前兆症状として起こるのが「半盲(視野が欠ける)」「ギザギザした光が見える(閃輝暗点)」などの症状があります、この前兆症状が出た後に片頭痛特有のズキズキとした痛みが出てきます。

普段は気にならない音や光に過敏になり、暗い静かなところでじっとしているのが楽に感じられます。日常生活の動作で頭痛が悪化するので寝込んでしまうこともあります。

片頭痛の急激な血流増加を防ぐ

片頭痛の前兆として、閃輝暗点などの症状がありました。

これらの症状が出ているとき次に痛みが起こります。いたみが起こる原因は急激な頭部の血流量の増加により三叉神経が刺激されることにより起こります。

ですのでこの急激な血流量を上げづらくさせるために、症状が出ているときに冷やすことをお勧めします。

冷やす場所

  • ・痛い場所
  • ・首
  • ・こめかみ
  • ・頭頂部(百会穴あたり)※百会というツボは頭部の最高部にあるツボです。前後の真ん中と左右の真ん中に位置するツボです。

このあたりを冷やせば、血管が収縮するので急激な血流を抑えることができ痛みが出づらくなると考えられます。

日常生活でのセルフケア

日常生活で気を付けることは、冷たいモノを摂りすぎないということです。

冷たいモノを摂取しますと内臓が冷えます、そうすると内臓をあっためようとほかのところから血液を持ってきます。そのときほかの場所は当然血液量が減るわけです。

そうしますと頭部の血流が減れば血管が細くなりますので、一気に広がったときに片頭痛を引き起こしやすくなるのです。

・冷たいモノを取る↓

・内臓冷える↓

・ほかの場所から血液あつまる↓

・ほかの場所血管収縮する↓

・一気に血流が戻ると血管が一気に拡張して神経を刺激↓

・片頭痛が起こる

日常生活では内臓を冷やさないあたたかいものを取ることを意識するようにしましょう。これは夏でも同じです。夏場は特に冷えたものを取りますので、ないぞうが冷えやすくいろいろな不調を引き起こしやすいです。

自律神経の乱れが片頭痛を引き起こす

片頭痛は血管の急激な拡張によっておこると上記で述べました。

この血管の収縮、拡張を調節しているのが交感神経と副交感神経からなる自律神経です。この二つの神経のバランスが乱れると血管の拡張、収縮がうまくいかなくなり余分に血流が増えたり、減ったりします。このようなときに体調を悪化させるのです。

鍼灸治療は自律神経の反応を使って治療をしていきますので、自律神経の乱れを整えるのにとても最適な治療方法です。当院ではその自律神経の反応をよく確認しながら鍼灸治療をしていきますので整ってきます。

自律神経に対する鍼灸治療

 

大森くれよん鍼灸院 院長 新垣智一

 

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