片頭痛と緊張型頭痛

片頭痛と緊張型頭痛へのアプローチ
大田区中央にあります、大森くれよん鍼灸院の新垣です。
片頭痛とは?
片頭痛は、通常片側の頭部に激しい痛みが生じ、吐き気や光・音に対する過敏反応を伴う神経性の疾患です。発作は数時間から数日続くことがあり、その間は生活に大きな支障をきたします。片頭痛の原因は完全には解明されていませんが、遺伝的要因やストレス、ホルモンの影響が関与しているとされています。
緊張型頭痛とは?
緊張型頭痛は、首や肩、頭部の筋肉の緊張によって引き起こされる痛みです。頭全体が締め付けられるような鈍い痛みが特徴で、長時間同じ姿勢をとったり、精神的・肉体的なストレスが溜まることが原因となります。緊張型頭痛は、片頭痛に比べて痛みの強さはやや軽いものの、長時間続くことが多いため、慢性的な疲れやストレスを感じることがあります。
積聚治療によるアプローチ
積聚治療は、東洋医学の考え方に基づく治療法で、全身のバランスを整え、生命力を高めることを目的としています。生命力が低下することで、体内にさまざまな不調が現れます。そのため、積聚治療では、生命力を高めることを中心に治療を行います。
治療のアプローチとしては、生命力を高めるための鍼灸治療、そして生命力を低下させている要因を取り除くことが重要です。具体的には、以下のような方法で頭痛の症状を軽減していきます。
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鍼灸による生命力の回復
鍼灸は、生命力を高めるために非常に効果的です。おなかや背中のツボを刺激し、生命力を賦活させることにより気の流れがよくなってきます。特に頭痛の場合は、首や肩の筋肉に緊張が出ていることが多いですので、生命力が高まってくるとここら辺が緩んできます。首肩あたりの筋肉だけを緩めるのではなく全身を整えている結果として、首肩の筋肉がゆるむように治療していくと緊張型頭痛や片頭痛の予防につながります。 -
血行促進とストレス緩和
生命力が低下すると、血行が悪くなることがあります。血行を促進することで、頭痛を引き起こす原因となる血液の滞りを改善します。また、ストレスも生命力を低下させる要因の一つです。リラックス効果を高める治療を行い、精神的な疲れを取り除くことも大切です。
首の古傷が頭痛の原因に
頭痛の原因には、首の古傷が大きな役割を果たしていることがあります。むち打ち症などで首に衝撃が加わると、痛みが治まった後でもその古傷が体に悪影響を与え、後々頭痛を引き起こすことがあります。古傷による筋肉や血流の滞りが、頭痛を引き起こす原因となることが多いです。
このような場合、積聚治療では瘀血(おけつ)を取り除く処置を行います。瘀血は、血流が滞り、体内にうっ血している状態を指します。これらの瘀血を解消するために、刺絡(しらく)という鍼の方法を使用します。刺絡とは、三稜鍼という鍼を用いて瘀血を排出する方法です。
大森くれよん鍼灸院でのアプローチ
大森くれよん鍼灸院では、患者様一人ひとりの症状に合わせた積聚治療を行っています。片頭痛や緊張型頭痛に対しては、生命力を高めることを中心に、鍼灸や刺絡によって治療を進めます。特に、首の古傷や筋肉の緊張に対しては、瘀血を取り除き、血流を改善することで頭痛を和らげます。
また、生活習慣やストレスも頭痛の原因となるため、日常生活でのアドバイスも行い、患者様が心身ともに健康な状態を保てるようサポートします。
結論
片頭痛や緊張型頭痛は、生活の質を大きく低下させる症状ですが、積聚治療を通じて生命力を高めることができます。生命力を回復させることで、頭痛の症状を軽減し、予防することが可能です。また、首の古傷が原因となっている場合も多いため、刺絡による治療が効果的です。
頭痛でお悩みの方は、ぜひ一度、大森くれよん鍼灸院での治療をお試しください。痛みを和らげ、より充実した生活を送るお手伝いをさせていただきます。
大森くれよん鍼灸院積聚治療のながれ
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