毎日お風呂に入ることは本当に健康に貢献するのか?
毎日お風呂に入ることは本当に健康に貢献するのか?
私たちの日常生活で欠かせない「お風呂」。しかし、「垢で死んだ者はいない」という言葉が示すように、毎日お風呂に入ることが必ずしも健康に直結するわけではありません。今回は、入浴の効果と注意点について考えてみましょう。
肌の健康を守る正しい洗い方
皮膚の表面には皮脂腺があり、天然のオイルで肌を保護しています。タオルやスポンジでゴシゴシと強く洗うと、この大切な皮脂が過剰に取り除かれ、肌の乾燥や刺激を引き起こす可能性があります。理想的なのは、石鹸を使って手で優しくなでるように洗うことです。これにより、必要な汚れはしっかりと落としつつ、肌のバリア機能を保つことができます。
入浴によるリラックス効果とその後の注意点
お風呂に入ると、体は内臓まで温まり、筋肉や組織が緩みます。これは血行を促進し、リラックス効果をもたらします。しかし、入浴後は注意が必要です。外気温は基本的に体温より低いため、温まった体は熱を放散しやすく、冷えやすくなります。さらに、温まった肌は毛穴が開き、熱が逃げやすい状態です。
冷えを防ぐための工夫
入浴後の冷えを防ぐ方法として、「冷たい水をかける」や「水風呂に入る」などの方法があります。冷水をかけることで肌が引き締まり、熱を閉じ込める効果が期待できます。ただし、急激な温度変化は心臓や血圧に負担をかける可能性があるため、体調や個人差を考慮して行うことが重要です。初めて試す場合は、足元から始めたり、徐々に冷水の温度を下げるなどして無理のない範囲で行いましょう。
入浴が体に与える影響
入浴後は体が冷えやすく、体力を消耗することがあります。その結果、脱力感やだるさを感じる「湯あたり」が起こることも。であるので決して風呂に入ること=健康に良いとは言えないのです。
毎日お風呂に入るべきか?
では、毎日お風呂に入るべきでしょうか?上記で述べた通り基本的に入浴後は、体力が消耗され冷えやすくなっています。毎日お風呂に入るようですとこれを毎日行うわけですから何か不調がでてもおかしくないです。入浴は週2~3回くらいで十分でしょう。
まとめ
入浴はリラックス効果や清潔を保つために重要ですが、自分の体調や生活スタイルに合わせた方法や頻度を選ぶことが大切です。肌を優しく洗い、入浴後の冷えに注意し、無理のない範囲で入浴を楽しみましょう。何よりも、自分の体の声に耳を傾けることが健康への第一歩です。
大森くれよん鍼灸院積聚治療のながれ
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