心身一如、身体と心は一つ

【心身一如、身体と心は一つ】

大田区中央にあります大森くれよん鍼灸の新垣です。

心と身体は切り離せない、東洋医学の根本的な視点

東洋医学には、「心身一如（しんしんいちにょ）」という大切な概念があります。これは「心と身体は別々のものではなく、一つの存在である」という考え方であり、鍼灸治療の基本的な考え方でもあります。

現代では、心の問題と身体の症状を分けて考える傾向が強いですが、東洋医学ではそうではありません。たとえば、強いストレスを感じているとき、胃がキリキリ痛んだり、食欲が落ちたり、頭痛や肩こりとして現れたりするのは、まさに心と身体が連動している証です。

鍼灸治療では、こうした「見えないつながり」を丁寧に捉え、身体の緊張を解くことで心の負担もやわらげていきます。とくに背中や胸周りのツボは、自律神経や感情に関係する部位であり、鍼やお灸を行うことで深いリラックスが得られ、精神面にも良い変化が生まれます。

最近では「気分が落ち込みやすい」「やる気が出ない」「理由もなく不安になる」といったご相談も増えており、これらも心身一如の視点から鍼灸でアプローチできます。心が緊張していると、自然と呼吸も浅くなり、血流が滞ります。逆に、身体の緊張を解けば、心も自然に落ち着いてきます。

薬に頼ることなく、身体から心を整えていく――それが鍼灸治療の強みです。心と体、両方の声に耳を傾け、寄り添っていく治療を、ぜひ一度ご体験ください。

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