寝付けないのを東洋的に考える
2024年11月16日
寝付けないのを東洋的に考える。
入眠困難
入眠困難とは、寝床に入ってから寝つくまでに30分~1時間以上かかり、本人がそれを苦痛と感じている状態です。不眠症の訴えで最も多く、不安や緊張が強い時におこりやすいといわれています。
気の働きが偏るため、寝つけられない
東洋的な考えでは、人間の身体は「気」で出来ていると言います。
気で出来ており、気が巡ることにより生命体を維持しています。この巡らせる力を「生命力」といいます。
この生命力が低下してしまうと、気をうまく巡らせることができなくなり気が偏ったままになってしまいます。
昼間、人間は脳を使います、そうすると気は頭の方へ集まります。上に集まった気が夜には内臓の方へ向かうのですが、気の巡りがうまくいかないと上の方に溜まったままになってしまい。頭が冴えてなかなか寝つけられなくなるのです。
上に気が上がったままで寝ても、睡眠が浅くなり、夢をみたり朝スッキリしなかったりするのです。
夜内臓がしっかり休まらないと昼間ねむい
昼間眠くて仕方ない、だるいということがあれば夜に内臓がしっかり休まらないために、気力が十分でなく力を出せないのです。
夜に内臓の方へ気が回り、内臓の回復をおこない気力を充実させるのです。なのでしっかり気を巡らせることが大事なのです。それには巡らせる力の根本である生命力をたかめることが大事なのです。
気を付けること
- 原因を良く考える、大きな悩み事がないか体力を使いすぎてないか。
- 非常に疲労が激しい場合は睡眠をとる体力もへります。鍼灸治療後体のだるさが出やすいです。
- 疲れがとても強いときは、十分な栄養を摂ろうとしていはいけない。栄養価の高いモノはかえって消化に大きな力が必要でさらに体力を減らします。イモ類など炭水化物を少しづつ食べるのが良いです。
<参考文献>
小林詔治, 『東洋医学的な健康観のすすめ やまい一口メモ 改訂版』,積聚会, 2018[, 69p]
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