季節の変わり目、冷えが頭痛を引き起こす

季節の変わり目は自律神経のバランスを乱れさせる

ここ最近気温が下がったり、日が沈むのが早くなっているように感じます。秋になってきましたね。つい先日までは蒸し暑い日が続いていましたが、いきなり秋の空模様、空気になってきました。

こんな季節の変わり目にはいろいろな体調の変化が起こりやすいです。

季節に体が対応しようとして変化が起き始めるのです。体を変えていくことにエネルギーを使うため、他のところへのエネルギー不足が起こり、もともと弱いところに症状が出やすくなります。

天気で頭痛が出たり古傷が痛むといった症状を「天気痛」と言いますが、これは周りの環境に体を適応させるときにおこるのです。

天気痛はなぜ起こるのか

耳の中に内耳という気圧を感じ取るセンサーのようなものがありますが、このセンサーが過剰に反応するとその情報が脳に伝わり、自律神経のバランスを乱れさせいろいろな症状を引き起こします。

内耳が敏感な人ほど影響を受けやすく、天気の変動により体の不調を起こしやすいのです。

中でも男性より女性の方が自然の影響を受けやすいです。天気痛を引き起こすひとの3分の2は女性と言われています。また女性ホルモンの影響もあり変動を引き起こしやすいのです。

鍼灸で頭痛、天気痛を治す

鍼灸治療は自律神経の反応を利用して治療していくので、自律神経の乱れが原因である天気痛は鍼灸治療がとても効きます。

このような季節の変わり目において東洋医学的には、身体を次の季節に順応させようとして全身の「気」が目まぐるしく動きます。この全身の気が動くことにより、あるところには気が多すぎたり、あるところには気が不足したりします。

つまり気の偏りが症状を引き起こすのです。この気の偏りを解消しまんべんなくさせるようにすれば症状は治まっていきます。

天気痛に対するセルフケア

この痛みを生じている場合、日常生活で特に気を付けなければならないのが「冷え」です。

身体を冷やしてしまうとそれをまた温めようと体が頑張るので無駄なエネルギー消費がおこり痛みをさらに引き起こしやすい状況を作るのです。

さらに冷たいものを飲んだり食べたりするのも内臓を冷やす原因になります。この内臓を冷やす方がとても体に悪いです。

なぜなら、元来生き物は冷たいモノを食べるようにできていないのです。自然界で冷たいモノを食べている動物はほとんどいません。

人間は冷たいモノを食べるようにできていないにも関わらず自分の好みで冷たいモノを食べることができます。さらに冷たいモノを食べるという習慣は近現代になってからです。つい最近から人間は冷たい飲み物や食べ物を口にするようになったのです。ですので冷たいモノを食べる体に人間は適応できていません。

普段の食生活では、冷たいモノは極力控え、内臓や体を温める温かいモノを食べるようにしましょう。

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