大森で腰痛にお悩みの方必見！腰椎椎間板ヘルニアに効果的な鍼灸治療とは？
大森で腰痛にお悩みの方必見！腰椎椎間板ヘルニアに効果的な鍼灸治療とは？
こんにちは。大田区中央にあります大森くれよん鍼灸の新垣です。
今回は「腰椎椎間板ヘルニア」について、現代医学的な観点と東洋医学的視点の両方から詳しくお伝えします。
腰椎椎間板ヘルニアとは
腰椎椎間板ヘルニアとは、背骨の腰の部分（腰椎）にある椎間板という軟骨組織の中心にあるゼリー状の「髄核（ずいかく）」が、外側の硬い繊維輪を破って飛び出し、近くの神経を圧迫してしまう病気です。
この神経の圧迫により、腰痛だけでなく脚のしびれや脱力感、感覚障害、灼熱感、さらに重度の場合は膀胱直腸障害など、さまざまな神経症状を引き起こします。
主な症状
- 慢性的な腰痛
- 腰の可動域の制限
- 片足への放散痛（坐骨神経痛）
- 感覚障害（足のしびれや知覚鈍麻）
- 下肢の筋力低下や脱力
- 会陰部の異常感覚（しびれ・灼熱感）
- 膀胱直腸障害
- 神経性間欠跛行（歩行により症状が悪化し、前かがみで改善）
ヘルニアが起こる仕組み（解剖学的に詳しく）
背骨（脊椎）は椎骨という骨がいくつも連なって構成されており、その間に「椎間板」というクッションの役割をもつ組織があります。椎間板は、外側の繊維輪と内側の髄核という構造からなり、圧力の分散や背骨の柔軟な動きを助けています。
しかし、この髄核が外側の繊維輪を破って外に出ると、すぐそばを通る神経根に当たり、炎症や圧迫によって強い痛みやしびれが発生します。
原因
腰椎椎間板ヘルニアは20〜40代の働き盛りの男性に多く見られます。
- スポーツや肉体労働などによる過剰な負荷
- 姿勢不良（長時間の前かがみ姿勢など）
- 加齢による椎間板の変性
- 喫煙（詳しくは後述）
ヘルニアと似ている病気：腰部脊柱管狭窄症
腰椎椎間板ヘルニアでは前かがみになると痛みやしびれが悪化するのに対し、脊柱管狭窄症では前かがみで症状が軽くなるという特徴があります。
腰部脊柱管狭窄症についてはこちらの記事をご覧ください → [腰部脊柱管狭窄症にたいする鍼灸治療]
喫煙がヘルニアの原因になる理由
喫煙が腰椎椎間板ヘルニアのリスクを高めることは多くの研究で明らかになっています。
ニコチンは強力な血管収縮作用があり、椎間板周囲の血流を悪化させ、栄養不足を引き起こします。その結果、椎間板の変性が早まり、ヘルニアを引き起こしやすくなります。
さらにニコチンはビタミンCの体内からの流出を促進し、コラーゲンの生成を妨げます。椎間板はコラーゲンを多く含むため、その構造の維持にビタミンCが不可欠なのです。
臨床の現場でも、ヘルニアを患っている方の多くが喫煙習慣を持つことが観察されています。現在ヘルニアでお悩みの方には禁煙を強くお勧めします。
現代医学的な治療法
保存療法
- 痛み止めなどの薬物療法
- 神経ブロック注射
- コルセットの装着
- 物理療法（温熱、牽引など）
手術療法
- Love法
- Micro Love法
- MED（内視鏡下椎間板摘出術）
症状が強く日常生活に支障をきたす場合、また保存療法で改善しない場合には手術が検討されます。
鍼灸による東洋医学的なアプローチ
東洋医学では腰椎椎間板ヘルニアの背景にある「生命力の低下」と「血流の滞り」に注目します。
椎間板の変性や髄核の突出によって神経が圧迫され、血流が滞り老廃物や発痛物質が蓄積されて腰痛やしびれが生じます。
鍼灸では、
- 腰部や関連する経絡に鍼を打つことで血流を促進
- 筋肉の緊張を緩和
- 自律神経を整える
ことにより、神経の炎症を鎮め、自然治癒力（生命力）を高める治療を行います。
当院が提供している「積聚治療（しゃくじゅちりょう）」は、東洋医学に基づく鍼灸の技術で、全身の生命力を高めることを目的とした治療法です。腰だけでなく全身の状態を整えながら、自然治癒力を最大限に引き出していきます。
ヘルニアがあっても痛みが出ない人がいる？
ヘルニアがあっても痛みが出ない方がいます。その違いは「血流の良し悪し」と「生命力の強さ」にあります。
血流が保たれていれば神経にも栄養が届き、炎症が起こりにくくなるため、痛みが出ないのです。
一方、生命力が低下している方は血流も悪く、老廃物や発痛物質が溜まりやすく、痛みを感じやすくなります。
つまり、腰椎椎間板ヘルニアの症状改善には、単に局所のケアだけでなく、全体の生命力と血流の改善が重要です。
大森で鍼灸による腰椎椎間板ヘルニアの改善をお考えの方は、ぜひ当院へご相談ください。丁寧な問診と東洋医学的な全身調整で、痛みの根本からサポートいたします。
大森くれよん鍼灸院積聚治療のながれ
院長 新垣智一
