全ての病の原因は「生命力の低下」
全ての病の原因は生命力の低下
生命力とは
生体と死体の違いはなんでしょうか?物質的には全く同じものと言えると思いますが、その違いは「生命力」があるかないかです。
生命が誕生した瞬間が一番生命力の高い時で、死に向かって生命力を消費しながら生命は生きていきます。
飛行機に例えると、出発時に満タンにある燃料が生命力でそれが消費されながら飛んでいき燃料が尽きたら、飛行機は止まり生命で言えば死を迎えるという事です。
生命力は全ての力の根源です。聴力、視力、筋力、思考力、消化力、自然治癒力、生命が起こしている全ての力の根源が「生命力」なのです。生命力は歳をとるにつれ減る一方なので高齢になると、視力、聴力など様々な力が衰えてくるのです。
過度な生命力の低下が不調を引き起こす
生命力が緩やかに下がっていけば、病気にならずゆっくり死を迎えることができます。この緩やかに問題なく生命力が下がっていくのを「生理的な生命力の低下」と言えるでしょう。
しかしこの生命力の下がり方が、なんらかのきっかけで生理的な下がり方より大きく下がってしまうと、身体のどこかで具体的に症状として現れてきます。それは五十肩として出たり、がん、風邪、腰痛、頭痛、肩こり、うつなど色々な形で現れてきます。
つまり、身体に出ているあらゆる症状は「生命力の低下」から起きていると言えるわけです。腰が痛いから腰を治療すればいいのではなく、腰痛を引き起こしている「生命力の低下」を改善しなくてはならないのです。
生命力を下げる要因
生命力を下げる要因は2つに分けられます。
①先天因(先天的な要因、生まれる前からある要因)
遺伝的な要素
②後天因(後天的な要因、生まれた後に起きた要因)
生まれてすぐ出る症状の場合、先天因が大きいと考えられます。成長してから起こる症状は先天因の影響は少なく後天因の影響が大きいです。
後天因には、以下のようなものがあります。
- 外傷(頚部損傷、打撲、骨折、切り傷、手術痕、火傷凍傷など
- 食生活
- 仕事の状況
- 住居環境
- その他(人間関係、過去の病気、趣味など)
以上のようなものが生命力を下げ様々な症状を出現させているのです。症状が出た前あたりの状況をよく振り返ることが症状が何をきっかけに出ているのかがわかってきます。何がきっかけになっているかが分かれ対応の仕方もわかってくるということです。
どのような病気や症状でも、その出現しているものに目を向けるよりもなぜそれが出てきたのか、なぜそれを出してしまうような体質になってしまっているのか、全身の疲れが症状として出てきた。そのように考えることが大切です。
大森くれよん鍼灸院積聚治療のながれ
〒143-0024 東京都大田区中央1丁目21−5 フタバビル 1階D号室 03-6417-1114