何を食べるかよりも、どう食べるか?

何を食べるかよりも、どう食べるか?
大田区中央にあります、大森くれよん鍼灸院の新垣智一です。いつもブログをご覧いただき誠にありがとうございます。
今回は飲食に関することです。ここのブログをご覧になる皆さんは比較的健康に関心のある方だと思います。健康な生活を過ごすために食事は重要なことです、しかし間違った食事の仕方をしていると健康を損なう可能性があります。
このブログを通して皆様がご自身の食生活について振り返ることになれば幸いです。
食べるものより、食べ方の方が大事!
皆さん健康のためと思って意識的に食べているものはありますでしょうか?
たとえば、
ビタミンを取るために毎日みかんを食べる。
骨を丈夫にするために毎日牛乳を飲む。
血液をサラサラにするために毎日玉ねぎを食べる。
上記のことをやられている方もいらっしゃるかもしれません。しかしそれは本当に体に良い影響を与えているのでしょうか?
みかんなどフルーツを健康のために毎日取られる方がよくいらっしゃいますが、フルーツは基本的に体を冷やす作用が強いモノが多いです。特に柑橘系は身体を冷やす作用が強く関節痛をお持ちの方には柑橘系を取ることを控えるように指導します。
さらにフルーツを冷蔵庫で冷やして食べるともともと冷やす作用のあるものがさらに冷やされるわけですので、これはかなり体を冷やします。
身体がうち側から冷えることになり、のぼせて頭痛が起きやすくなったり、手足に痛みが出たり、様々な不調の原因になりうることがあります。
フルーツは常温で腐らないうちに食べてしまうのが一番いいのです。
牛乳も身体を強く冷やす作用があります、なのでおなかが緩くなりやすいのです。乳糖不耐症と言ったりしますね。
身体を冷やすものを取っているとそれは身体に蓄積し大きい影響になっていくのです。
基本的に食事は毎日違うものを食べるのが良いです。偏りは身体のバランスも偏らせてしまいます。現代で基本的に栄養失調になることはありませんので様々なものを取ることがいいでしょう。
何を食べるかよりも、様々なもの、旬のもの、偏りなく食べることが体にとって良いことです。
食事によって体がどう変わるかを意識する。
何が体にいい、何が体にわるい、とその食べ物を定義づける基準はなんでしょうか?
それは、摂ってみて自分の身体がどうなるかで判断します。
その食べ物を摂り始めてから、身体の調子が良くなった!ということであれば食べるのが良いでしょう。しかし、変化を感じないまたは体調が悪くなったということであれば続ける必要はないですね。特に変化を感じないものを続けるのも良くないことです、蓄積して後々不調をだすことがあります。
今不調があるとすれば、今自分が毎日取っているものを見直して一週間控えてみ不調がどうなるかを観察します。それで不調が治っていけばそれが悪さをしている可能性がとても高くなります。みなさんもぜひ一度見直してみてください。
参考文献
小林詔治, 『からだが不調なら 冷えをとりなさい』,飛鳥新社, 2021[, 15p]