人はなぜ病気になるのか?

人はなぜ病気になるのか

人はなぜ病気になるのでしょうか?

病気にもさまざまなものがありますね、インフルエンザや風邪などの感染症、日本人の死因第一位の悪性新生物(腫瘍)や、自己免疫疾患の全身性エリテマトーデス(SLE)リウマチなどの自己免疫疾患、うつ病や双極性障害などの精神疾患、等々様々な病気があります。

病気は無数に存在しますが、医学がとても発展している現代でも未だに原因が不明なものが大多数です。

ですので根本治療がなく対症療法しかないという病気もとてもたくさんあるのです。

東洋医学と西洋医学の違い

まず東洋医学と西洋医学の違いについて述べたいと思います。

まず大きな違いは、体をどう見ているかの違いです。現代医学の場合は科学ベースで人の身体を見ているため、身体を物質として強く診る傾向があります。ですので目で見える現象を重要視する傾向にあります。病院でもMRIやレントゲンなどの画像検査が大事にされる傾向ですね。

一方東洋医学では身体を宇宙の中で生じている一つの現象としてみます。つまり人間とは宇宙の中の一部であるため、自然で起こる現象は人間の中で起こる現象と同じと考えるのです。これを「整体観念」と言ったりします。

西洋医学は身体を分けて分けて小さくして分析するのと比べ、東洋医学では人体を一つのものとみて大きくマクロに診ます。

ミクロに診るかマクロに診るか、これが東洋医学と西洋医学の大きな違いと言えるでしょう。これはどっちがいいか悪いかという話ではありませんどちらの見方も必要なのです。

別の視点から見ることにより原因を探る

例えば腰痛で原因を考えるとしましょう。

現代医学だと腰痛なのでもちろん腰部を見ていきます。腰椎でヘルニアや脊柱の狭窄が起きていないのか、または内臓から来る痛みであれば腎臓の状態を調べたりします。

一方東洋医学の場合、人体を一つとしてみますので腰ももちろん見ますが腰になぜ痛みが出ているのかを探るために全身の状態を探っていきます。またその人の生活状況なども聞いていきます。腰痛であるなら腰に繋がっている気が流れるライン(経絡)の状態をみたり、腰の裏側であるお腹の状態を診たり(表裏関係)します。また現在は過去の結果であるため今までの人生の経過も大事な要素になります。今までの病気や怪我等、社会環境の変化なども影響してくることがあるのです。

病気の原因はさまざまなものが絡み合っている

病気の原因はこれです!といえるものがあまり多くありません。多くの病気はさまざまな原因が絡み合い発症していくのです。

かたこり一つとっても、それが日常的にデスクワークが多いからなるものもありますが、自分では意識していない精神ていきなストレスがそれを引き起こしている場合も多々あるのです。また食生活や、生活環境が絡み合い症状が発生していきます。

このように様々なことが原因として絡み合っている場合、治していくのにはひとつづつ改善していかなければならないため少し時間がかかります。

一方原因がこれだとわかっている場合は、施術して早めに治ることが多いです。

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