五十肩とのぼせの関係

五十肩とのぼせの関係

のぼせ、脳の充血が五十肩に関連

五十肩は東洋的な見方をすれば、のぼせの症状の一つです。

特にのぼせの中で脳の充血が五十肩に関係しているようです。脳の充血を抑えると五十肩が改善することが多いことから関連が強くみられます。

五十肩はほとんど片側の方に起きますが、まれに両方に出現することがあります。両方に出る場合は左右の脳が充血によって圧迫されている可能性が高いです。

ですので五十肩の痛みの程度は脳の充血度合いを表しているといえます。

脳の充血、のぼせをひかせる

五十肩の鍼灸治療では、症状の出ている肩周囲に鍼とお灸をおこない緩ませることが多いと思います。たしかに症状の出ている部位に施術をすると症状は軽減しますが、すぐに戻りやすいです。

肩が固まってしまっているから、肩をやるのではなく、肩を硬くさせてしまっている根本原因を取り除かなければなりません。それを取り除くことによりあとは自分の力で勝手に治っていくものです、それが治療です。

五十肩の場合はのぼせの症状の一つの述べましたが、やはりこののぼせを抑えていく、のぼせの出ない体質に変えていくことが一番重要になります。

つまり、のぼせを引き起こしている大本の生命力の低下を改善しなければいけません。

＜参考文献＞

小林詔治, 『東洋医学的な健康観のすすめ　やまい一口メモ　改訂版』,積聚会, 2018[, 140ｐ]

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