不妊症の原因

不妊症の原因

不妊症とは

「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が、避妊を行わずに一定の期間性交を続けても妊娠しない状態を指します。公益社団法人日本産科婦人科学会では、この「一定の期間」を一般的に1年と定義しています。

しかし、1年という期間はあくまで一つの目安です。妊娠に医学的な介入が必要なケース、例えば女性が排卵しない場合や男性の精子数が少ない場合など、妊娠しにくい原因があるときは、1年を待たずに不妊の検査や治療を始めたほうが良いこともあります。

不妊症の原因の半数は男性にあり

不妊の原因は、必ずしも女性側だけにあるわけではありません。世界保健機関（WHO）によれば、不妊の約半数は男性に原因があるとされています。さらに、検査を行っても原因が特定できない場合もあります。不妊治療を進める際には、二人で十分に話し合い、協力して治療に取り組むことが大切です。

不妊症の根本原因について

不妊症の原因は結局なんでしょうか？

体外受精で物理的に受精させても着床しない場合があることから、原因はほかにあることがわかります。

東洋医学的に生命の良い状態というのは、「心と体が温かいかどうか」と言えます。つまり、男女双方の心と体が温かい状態がベースにありそこから新たな生命が生まれてくると言えます。

受精しなかったり、着床しなかったりするとき、母体が冷えている、精子が冷えて活動的でないまたは両者であるといえます。冷えの原因は、加齢、体を冷やす食事、仕事などでの疲労の蓄積、性行為を子作りのためだけに行い楽しんでいない、などあります。

様々な冷えの原因がありますが、一番重大な原因は二人の関係が冷えていることです。二入の関係を温かいものにすることが一番優先すべきことです。

不妊解消のために一番大事なこと

上記でも述べましたが、二人の関係を温かいものにすることが重要です。

年を取ってからの妊活では、時間がないという焦りが先立ち、子作りのための性行為になってしまいやすいようです。

人間に発情期がないということから、人間にとって性行為は子作りのためだけにあることではないと言えます。

心と体の温かい二人から、子供は育ちやすくなるわけです。

＜参考文献＞

小林詔治, 『東洋医学的な健康観のすすめ　やまい一口メモ　改訂版』,積聚会, 2018[, 163ｐ]

〒143-0024 東京都大田区中央１丁目２１−５ フタバビル 1階D号室　 03-6417-1114