下痢の鍼灸治療
2025年4月29日

大田区中央にあります、大森くれよん鍼灸院の新垣です。
今回は、多くの方が一度は経験したことがある症状「下痢」についてお話しします。
下痢とは、便が通常よりも柔らかく水分を多く含んでいる状態で、頻繁に排便が起こる症状を指します。急性の場合はウイルスや細菌による感染症、食べ過ぎや冷え、ストレスなどが原因になります。一方で慢性的な下痢は、自律神経の乱れや消化機能の低下が大きく関わっていることが多いです。
東洋医学では、下痢の原因を「脾胃(ひい)の弱り」として捉えます。脾胃とは、現代医学でいう消化器官の機能に近く、これが弱まると消化吸収能力が低下し、下痢を引き起こします。また、自律神経の乱れによって腸の運動が過敏になり、下痢を起こすこともあります。
大森くれよん鍼灸院では、積聚治療(しゃくじゅちりょう)という方法を用いて下痢を改善します。積聚治療は「生命力の低下」がさまざまな不調の原因と考え、その生命力を高める治療法です。
具体的な針治療の流れは、まず患者さんの全身の状態を診て、自律神経や内臓機能のバランスを整えるツボを選びます。特にお腹や背中にあるツボを刺激して、脾胃を強化し、自律神経のバランスを調整します。
また、大森くれよん鍼灸院では、鍼灸によって体の芯から温めることで冷えを取り除き、腸の機能を正常化します。施術後は胃腸の働きが整い、下痢の頻度や症状が次第に改善されていきます。
下痢でお悩みの方、自律神経の乱れからくる胃腸の不調でお困りの方は、ぜひ一度大森くれよん鍼灸院へお越しください。東洋医学の視点からあなたの健康をしっかりサポートします。