お腹の冷えは万病のもと
2024年6月8日
皆さんこんにちは大田区中央1丁目にございます大森くれよん鍼灸院の新垣です。
今日はお腹の冷えが万病のもとになるということについて書いていきたいと思います。
お腹は全身を反映している
東洋医学では様々な診察方法(望診、聞診、問診、切診)があります。それぞれ、見る診察(望診)、匂いを嗅いだり音を聞いたりする(聞診)、患者さんから状況を聞く(問診)、体に触れる(切診)があります。
お腹を診る診察は腹診といいますが、お腹には全身の状況が反映されておりとても良い情報収集手段なのです。おなかの形、温度、張り、肩さ、皮膚の触感等見ていきます。
大体上半身に症状が強く出ていると、お腹の中でも上の方上腹部、みぞおちあたりや肋骨際などに強い反応が出ることがあります。逆も然り下半身に症状が出ていると下腹部、恥骨や鼠径部などに反応が強く出ることがあります。
症状とお腹の反応は結びついているため、治療していくうえで効いているのかを判断する指標としてよく使います。当院の治療方法でも腹診を良く診ています。
お腹を冷えは万病のもとになる
上記で書いたようにお腹には全身の状態が現れているのです。逆に言えばお腹の状態は全身に影響を与えることがあると言えるのです。
つまりお腹に何か不調があるとほかのところにも不調が出てきやすいということです。
お腹の不調とは、(お腹が冷えている、お腹が強く緊張してる、張りが強い、張りがなく力弱い、色が悪い、異常に汗をかいている、便秘、下痢等です)様々な機能異常や機能低下を総称して「冷え」と言います。
冷たいモノや消化にエネルギーを使うものを食べたり、お腹の露出して冷やしたするとお腹の「冷え」が強くなってきます。