【三叉神経痛とは?原因・症状・治療法を鍼灸の視点から解説】|大森くれよん鍼灸院|大田区中央

【三叉神経痛とは?原因・症状・治療法を鍼灸の視点から解説】|大森くれよん鍼灸院|大田区中央
みなさんこんにちは、大田区中央1丁目にございます大森くれよん鍼灸院の新垣です。
本日は、当院でもご相談の多い**「三叉神経痛」**について、わかりやすくご説明したいと思います。
三叉神経痛とは?
三叉神経痛は、顔の片側に突発的な鋭い痛みが走る神経の病気です。ときには「電気が走るような痛み」「針で刺されるような痛み」と表現されることもあります。
顔面の感覚を担当する「三叉神経」に異常な刺激が加わることで、鼻の横、歯ぐき、目の周り、頬やあごなどに激しい痛みが出ます。痛みのきっかけとなる刺激(トリガー)には以下のようなものがあります。
- 歯みがきや洗顔
- 髭剃りや化粧
- 冷たい風が顔に当たる
- 食事中の咀嚼や会話
歯の痛みと間違えられ、歯科治療を受けることもあるほどです。
三叉神経痛の症状の特徴
- 一瞬(0.1秒〜2分)でおさまる発作的な激痛
- 刺すような、または電気が走るような痛み
- 顔の片側に限定される(多くは右側)
- 痛みのない時間はまったくの無症状
- 同じ動作や刺激で繰り返し痛みが起きる
三叉神経痛の原因
三叉神経は、顔面の感覚(触覚・温度・痛み)を脳に伝える大切な末梢神経です。
この神経が脳に入る直前、**正常な動脈の拍動によって刺激されることで、神経が異常興奮を起こします。**その結果、わずかな刺激が増幅され、強烈な痛みとして感じられます。
現代医学における三叉神経痛の治療法
① 薬物療法(テグレトール)
- 神経の過敏さを抑える薬
- 初期効果は高いが、長期使用で効果が薄れる
- 副作用:眠気、ふらつき、肝機能障害など
② 神経ブロック療法
- 三叉神経に局所麻酔を注射
- 一時的に痛みが軽減するが、効果は持続しない
③ ガンマナイフ(定位放射線治療)
- 放射線で神経をピンポイントで破壊
- 手術不要だが、神経障害(しびれ等)のリスクあり
④ 手術(神経血管減圧術)
- 圧迫している血管を神経から離す手術
- 治癒率が高く、痛みの根本改善が期待できる
- 全身麻酔・入院が必要。再発率は10年で約8%
三叉神経痛に対する鍼灸治療(大森くれよん鍼灸院)
当院では、東洋医学的な視点から「三叉神経痛の根本原因」にアプローチします。
アプローチ①:「生命力」を高める
東洋医学では、すべての病の原因を「生命力の低下」と捉えます。三叉神経痛も例外ではなく、生命力が落ちていることで神経が刺激に対して過敏になっている状態です。
- 首や肩、顔面のツボに異常反応が出ている場合が多い
- それらを丁寧に調整して、神経の興奮を静めていきます
アプローチ②:生命力を下げている要因の除去
● 古傷の影響
- 過去の怪我、手術痕、歯科治療による瘀血(おけつ)
- 押すと痛む、冷えると症状が出る部位には注意が必要
- 鍼灸で血流を促進し、瘀血を解消します
● 生活環境
- 食事内容、運動不足、ストレス、睡眠の質など
- 問診でじっくりお話を伺い、一人ひとりに合わせたアドバイスを行います
- 鍼灸はなぜ三叉神経痛に有効なのか?
- 薬に頼らず自然な形で神経の興奮を鎮められる
- 体全体のバランスを整え、再発しにくい体へ導く
- 副作用が少なく、慢性的な神経症状にも適応可能
**「もう薬に頼りたくない」「根本的に体を変えたい」**という方には、鍼灸治療が特におすすめです。
最後に|大森で三叉神経痛にお悩みの方へ
三叉神経痛は、生活の質を著しく下げてしまうつらい病気です。しかし、正しく対処すれば改善は可能です。
当院では、大田区・大森エリアで鍼灸による自然治癒力を高める施術を行っております。病院での治療と並行しながら、あるいは他の治療で効果を感じなかった方にも、多くの改善例があります。
お気軽にご相談ください。