足裏の痛みと頭痛
2024年11月22日
足裏の痛みと頭痛
大田区中央にあります大森くれよん鍼灸院の新垣智一です。東洋医学を基に行う鍼灸治療により、現代医学ではどうにもならない方を多く診ています。他の治療法でどうにもならない症状をお持ちの方は是非ご相談ください。
足裏は頭の充血の反応
とくに怪我していないのに足裏が痛むことがあります。かかとや土踏まず、足指の付け根などさまざまな場所に出ます。
特に怪我していないのに足裏が反応する場合は頭の方の充血、つまりのぼせがかなり強くなっていることを表している可能性があります。
陰陽論では、陰が強くなって極まると陽に転ずる、陽が強くなり極まると陰に転ずると言います。(陰陽転化)体で言うと、身体の上方(陽の方)に気が上がりすぎてのぼせが極まると、その真反対身体の真下(陰の方)に症状がでると考えられます。
つまり足裏の痛みはのぼせが極まってさらに強くなり、真反対のところに影響を及ぼしていると考えられるのです。
足裏は通常、全身を支えるところでとても強い場所なのですが、ここに痛みが出るということはかなり体が弱っていると考えられます。この時身体の芯の冷えはかなり強くなっており脳の方は充血してると思われます。
頭痛と足裏
頭痛をお持ちの方で、足裏を押してみて痛みがあれば頭痛は少し重めの状況だと考えても良いかもしれません。上方に血流が溜まってしまう状況は脳出血などを起こす可能性を高めますので、鍼灸治療でしっかり押さえていくように体を整えることが大事です。
<参考文献>
小林詔治, 『東洋医学的な健康観のすすめ やまい一口メモ 改訂版』,積聚会, 2018[, 142p]
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