動悸に対する鍼灸治療
皆さんこんにちは、大田区中央1丁目にございます大森くれよん鍼灸院の新垣です。
この記事は動悸についての解説です。
動悸とは?
心臓の鼓動を強く感じる
動悸とは、自分の心臓の拍動を強く感じる状態です。心拍数の増加とは関係なく、徐脈時にも起こります。自覚症状であり、不快感や違和感を引き起こすことがあります。例えば、心臓が通常よりも早く、遅く、または不規則に拍動する感覚です。心臓の拍動がドキドキと感じられることを指し、頻脈や不整脈の疑いもあるため、症状の特徴とその時の心拍数や感じ方が重要です。
めまいやふらつきを感じる場合、血圧の低下や貧血が疑われます。また、息苦しさや呼吸困難が現れると、心不全などの心疾患の可能性があるため注意が必要です。さらに、吐き気や嘔吐、激しい胸痛、呼吸困難、意識喪失などの症状がある場合は、心筋梗塞の恐れがあるため、緊急に病院を受診してください。
動悸の原因
動悸の原因には、疾患や薬の副作用、脱水、飲酒、ストレス、緊張、過労、睡眠不足などがあります。特に、自律神経の乱れが原因となることが多く、不安や緊張による交感神経の働きが強くなると心拍数が速くなり動悸が生じます。
また、高血圧、心不全、狭心症、不整脈などの病気も原因となります。ストレスが交感神経を刺激し、自律神経のバランスが崩れることで動悸が起こることもあります。さらに、お酒や薬の副作用も動悸の原因となります。
動悸の原因
- 疾患
- 高血圧
- 心不全
- 狭心症
- 不整脈
- その他
- 薬の副作用
- 脱水
- 飲酒
- ストレス
- 緊張
動悸に対する鍼灸治療
動悸に対する鍼灸治療では以下の二つに対して治療をしていきます。
①根本的な生命力を上げる
② 生命力を低下させる要因を取り除く
① 根本的な生命力を上げる
すべての病気は生命力の低下によって引き起こされます。動悸も生命力の低下が原因と考えられます。鍼灸治療では、生命力を高める施術を行います。動悸の場合、体全体にツボの反応が現れることが多いです。これらの反応を調整しながら治療を進めます。
治療中に動悸が緩和されてくることがあります。こうなりましたら生命力が回復しているということですので、身体は良い方向へ変わっているということがわかります。
自律神経の乱れによる、様々な症状がでます。自律神経が乱れると全身の様々なツボに痛みなどの反応として出てきます。治療していくとこれらの反応が消えていきます。反応が消えていくということは自律神経の過緊張が収まってきているということですので、自律神経が整ってきます。
② 生命力を低下させる要因を取り除く
生命力を低下させる要因も同様に重要です。古傷や生活環境などが生命力を下げる原因となります。古傷の場合、鍼灸により瘀血を排出させることで症状の要因を取り除きます。また、生活環境に関しては、問診を通じて日々の生活状況を詳しく把握し、原因を特定して改善します。
動悸では熱の症状が出ることが多いです。動悸や息切れなどは東洋医学的には熱症状と捉えます。冷たいモノを取り内臓を冷やしてしまうと一層熱症状に拍車がかかります。ですので日々の生活で冷たいモノは絶対取らないこと、甘いものは控えていただくことを指導させていただきます。
動悸の鍼灸治療では、生命力の向上と低下要因の除去を並行して行います。動悸で鍼灸を受けにいらっしゃる方はとても多いです。とても力になれると確信しています。お悩みの方は是非ご相談ください。
動悸は自律神経の乱れが関係してくる
動悸が発生するとき必ず自律神経の乱れがあります。交感神経の働きが過緊張になってしまうとでやすいです。
鍼灸治療で交感神経の過緊張を抑え自律神経のバランスをとっていくと動悸も収まってきます。鍼灸治療は自律神経を整える治療法としてとても効果的な方法になります。