慢性疲労症候群に対する鍼灸治療

慢性疲労症候群とは?

慢性疲労症候群(CFS)は、6か月以上の身体的疲労で日常生活に支障をきたす疾患です。かぜの症状が長引くことから発症し、休んでも改善せず、摂食障害や不眠などを伴う場合があります。全身の検査でも異常が見つからず、ME/CFSでは原因不明の全身倦怠感に加え、疲労感や他の症状が長期にわたって続くことがあります。現段階では、詳しい発症要因は分かっておらず、明確な治療法も確立されていません。

症状

多くの場合、慢性疲労症候群はストレスになる出来事の後に突然発症します。発症前は機能的に問題がなく、疲労が主な症状です。この疲労は日常生活に支障があり、1日中続きます。身体活動やストレスによって悪化することがありますが、筋力低下や関節・神経の異常は見られません。多くの場合、ウイルス感染症様の症状が出ることなしに疲労が現れます。集中力の低下や不眠、頭痛、関節痛、筋肉痛、腹痛などの症状もあり、抑うつも見られます。特に症状が重度であるか、悪化しつつあるときにその傾向があります。線維筋痛症との重なりもあります。

慢性疲労症候群に対する鍼灸治療

病の原因は「生命力の低下」からということで鍼灸ではこの生命力を高めていく治療をしていきます。

慢性疲労症候群では気が上半身にあがってしまっている状態が多いです。ですのでこのあがってしまっている気を下げてまんべんなくさせていくように治療していくことになります。

①偏ってしまっている気を巡らせる

上記で述べたように気の偏りを解消することが重要です。例えば気が上半身にあがってしまっている状態ですと、上半身に関係するところに症状が出ます。

上に気が上がってしまっているので脳の緊張がずっと取れず、考えすぎたり不眠症やうつ症状、頭痛などが出ることがあります。

②気を偏らせてしまっている原因を取り除く

気を偏らせてしまっている原因を鍼灸で取り除くのは、古傷が多いです。

手術痕や切れ傷、縫った傷、むちうち、骨折などの場所は古傷として残っている場合があり、これを押したりすると痛みが出ます。こうなっている場合古傷はずっと生命力に影響を与え、低下させている一つの要因となっていることが多いのです。

ですので鍼や灸で古傷にうっ滞してしまった瘀血をだしたり癒着した組織をはがしたりする必要があるのです。

最後に

慢性疲労症候群は現代医学では根本的な治療方法はなく、対症療法をするのみなっています。鍼灸治療では東洋医学的な視点から病の原因を考えそれを治療していきますので、根本的に治療していくことが可能だと考えています。

お悩みの方は一度お相談ください。

 

大森くれよん鍼灸院積聚治療のながれ

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